これからは企業の「リスキリング」が重要な時代に突入します。
2022年2月2日の日本経済新聞朝刊に、政府は今夏にも企業の「人的資本」の情報開示指針を公開するという記事がありました。
将来は開示項目を有価証券報告書へ記載することも視野に入れらているとのことです。
そのうちの開示項目の1つとして検討がなされています。
本記事ではリスキリングの重要性を中心に記載していきます。
リスキリングに関し、定義づけられた資料は多々あります。
本記事では「Cambridge Dictionary」より引用したいと思います。
~リスキリングとは~
つまり、「新しい仕事をするために新たなスキルを身に着ける(させる)こと」を言います。
リスキリングがなぜ重要なのでしょうか。
それは、「時代がデジタル化社会へ変化していること」、「人口減少による労働力低下への対応」などが挙げられます。
デジタル化社会が進むにつれて、これまで人の手で行われてきた作業がシステムに置き換わり今までの働き方では通用しなくなります。また、働き手の人数も減少していく見通しです。
つまり、以下2点が今後の企業活動における課題なると考えます。
・単位人材当たりの能力を向上させること
これを解決する手段がリスキリングと言われています。
海外企業において先行して取り組みがなされているようですが、日本国内の企業の取り組みもこれからは注目されるのではないかと考えます。
企業は情報開示指針が定められることにより、今以上に人的資本を有効に活用しなければなりません。
リスキリングもその一つだと考えますが、個々の社員の特性や能力をデータ化し、適材適所に人材を充当することで人材活用の効率化を図る必要があります。
今後も人材活用に向けた取り組みが活性化することが見込まれますから、各企業においては人的資本の活用について経営戦略に位置付けるなどして真剣に検討しなければならないフェーズに入ったと言えると思います。
企業の人的資本について情報公開指針が制定されることを背景に今後企業でのリスキリングの機会が増えることと思います。
これからは、人材をコストとしてではなく、稼ぐ力の原動力であるということを認識する必要があります。
一方で、我々会社員の立場からすると企業から教育して「もらえる」とか、日本の終身雇用制度に甘えるのではなく、各自が今後の社会の流れをふまえて将来目指す姿に向かってキャリアアップ、勉強を継続することが重要なのではないかと思います。
私もまずはITパスポートの取得から始めようと勉強を始めた所です。
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難易度も高くなく、勉強をスタートするきっかけ作りになると思います。
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